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2001年09日09日(日) |
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朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団・札幌公演 | |||
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プログラム ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第五番(ピアノ:伊藤恵) ベートーヴェン:交響曲第七番 |
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2002年01月13日筆 | |||
朝比奈隆氏逝去の後に書いている。朝比奈氏のコンサートについて振り返ってのはじめての稿である。これから機会があるごとにストック分の半券とともに、時とともに薄らいで行ってしまうのが惜しい朝比奈氏の演奏を振り返っていきたい。 札幌コンサートホール(=Kitara)へ足を運ぶのははじめて。北海道へ足を踏み入れるのもはじめてであった。台風が接近していて、天候が微妙な中で飛んだ。帰りは遅れたが、行きは無事に着くことができてホッとした。 前半のピアノ協奏曲は2管で少し小さい編成。伊藤恵さんのピアノを聴くという感じで、朝比奈さんはサポートに廻ったようなオケであった。それにしても、いつものとおりステージの奥中央に位置するティンパニーだが、ホールのせいかボワンボワンした感じだったのが印象に残っている。 後半のベト7は4管編成となる。第四楽章でビオラが第一主題を残って弾く感じの部分でのヴィオラをしかっりと弾かせたところは朝比奈さんらしい。第九の第三楽章の2回目のファンファーレ後の残照部分やブラ1でのヴィオラのしっかりした弾かせる部分を思い出した。第四楽章フィナーレのトランペットの響きもよく充実した演奏であった。ただ1998年3月の新日本フィルとのチクルスの際の第三楽章と第四楽章のテンポ差に比べて、印象が薄かったのは、今回の第四楽章がだいぶ遅めだったからかもしれない。新日本フィルのときの遅いテンポの第三楽章、そして第四楽章の早さにはびっくりしたものでした。全体的に落ち着いた演奏のベト7と言えたと思う。 |
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