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2000年09日02日(土) |
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ワーグナー:「ニーベルングの指環」より”ラインの黄金” <演奏会形式> ヴォータン:勝部 太 ドンナー:大島幾雄 フロー:成田勝美 ローゲ:近藤政伸 アルベリヒ:島村武男 ミーメ:松浦 健 ファーゾルト:長谷川 顯 ファーフナ-:高橋啓三 フリッカ:小山由美 フライア:岩井理花 エルダ:竹本節子 ヴォークリンデ:羽根田宏子 ヴェルグンデ:田中三佐代 フロースヒルデ:手嶋眞佐子 演出:高島 勲 ヴィジュアル・アドヴァイザー:へニング・フォン・ギールケ |
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2000年09月03日筆 | |||
待ちに待ったワーグナー”ラインの黄金”のライブ。「指環」は以前に、”ワルキューレ”をメトロポリタン・オペラとベルリン国立歌劇場で観ていますが、これを観ないことにははじまらないでしょう。 演奏会形式とは言え、歌手達はしっかりと衣装をつけ、簡素ながら舞台装置を駆使して物語が進むため、ヴィジュアル的にも満足させてくれた公演。途中では客席から歌手が登場したが、これはちょっとやりすぎの感もありましたが。。。 演出コンセプトは今ではよくありがちな、神々を資本家に、ニーベルンゲンや巨人族を労働階級に見立てた権力闘争と言えそうです。 それにしても「指環」は神話をベースとは言え、こんなに欲に眩む人間臭い話。ワーグナーの先見の明というか、いつの世の中も変わらなく楽しめる作品でしょう。 冒頭の前奏曲の不思議な雰囲気から神々が入城するフィナーレのオーケストラのうねりまで緊張感溢れ好演でした。 21世紀(来年)より新国立劇場の「指環」が始まります。こちらがますます楽しみになってきました。 |
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